札幌市南区藤野の1993年開業の名門老舗パークゴルフコース。
とても札幌市にあるとは思えない緑豊かな庭園風コースである。
バスでこのコースに行くなら、地下鉄南北線で真駒内駅まで行き、そこからじょうてつバスで「藤野4条2丁目」バス停で降り、ここから徒歩8分の位置にある。
クラブハウスの近辺のワールド&ガーデンコース18H、その奥の山岳地帯にあるとど松&白樺コース18H、合計36Hが用意されている。
かつてはとど松・しらかばコースは、コース全長がそれぞれ550m前後だったことがあり、かなり難易度が高かった。しかしパークゴルフの国際規格が「9ホールで500m以内」なので、近年距離の見直しを図り、とど松・しらかばコースはギリギリ500m以下に抑えられた。
グリーンは盛り上がった形式のものが多く、アプローチもパットも油断できない。
難易度:>>>>>>>>>>
調査日:2013/4/21
(そのためコースの端は雪が残っています)
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ワールド2H 41m/par3
途中にマウンドがあり、その先に縦長の砲台グリーンがあるホール。バーディを取るならボールの転がりはしっかり計算しなければならない。
ワールド4H 98m/par5
軽い左ドッグレッグホール。途中からコース右側にOBが出てくる。グリーンは小さく盛り上がっており、奥や右にこぼすとOB。
ワールド5H 30m/par3
ここは難関ホールだ。右にOBの谷があり、斜めの段差があるせいでパー3とは言えど、ワンオンをなかなか許さないホールである。
さらにグリーン奥にはアゴの高いバンカー。奥にこぼせば泣きを見そうだ。
ワールド9H 30m/par3
フェアウェイが周囲のラフより高い、「馬の背式」フェアウェイのホール。しっかり上を転がす、基礎的なコントロールが求められるホールだ。
ガーデン3H 24m/par3
狭く短いホール。グリーンも盛り上がったうえに小さい。緻密なショットを要する。
奥にこぼすとOBの憂き目に遭う。
ガーデン5H 70m/par4
ガーデンコース唯一の70m以上のホール。
左に曲がっており、的確なショットでバーディを狙おう。
ガーデン7H 27m/par4
短いが、狭く左に傾斜している。おまけに日本庭園風なOBに取り囲まれ、攻略に対しては脅威の的だ。
この階段で、とど松&白樺コースへ向かっていく。
まだ雪が残っている。
とど松1H 78m/par5
きつい打ち上げのホール。タフなショットで2オンワンパットのイーグルを目標にしたい。
とど松3H 48m/par3
これもきつい打ち上げのホール(グリーン側から撮影)。グリーンは手前が盛り上がり、奥に下っているのが特徴。
とど松5H 68m/par4
フェアウェイのこぶの並び方が美しく、個人的に好きなホール。
左に緩く曲がりつつ大きく下っていくホール。ワンオンも狙える。
とど松6H 58m/par5
今度は打ち上げ。アップダウンに負けずに一気に打ち上げていきたい。
とど松9H 58m/par3
打ち下ろしの長いパー3だ。調査日が春先だっただけにボールは良く転がる。
グリーンは周囲より高い大きな砲台グリーン。
↑砲台グリーンの周囲にはOBのネットがある。OBの後はこの見上げるようなリカバリーショットをしなければならないのだ
白樺2H 80m/par5
右に大きく曲がるホール。丘でピンが見えない。1打目をコーナーに付けたところでグリーンが見える。
白樺3H 60m/par4
左に崖の、右に池。つまりOBに囲まれたホール。非常にOBに落ちやすい。
コースもやや左傾斜が見られる。右側を狙って、精密なショットを打つ以外にここを無傷で切り抜ける方法はない。
白樺5H 45m/par3
蛇行したフェアウェイに途中のバンカー、起伏が印象的なホール。
グリーン手前は上り。強めのショットで切り抜けろ
白樺6H 48m/par4
ジャンプ台のようなマウンドの後に一気に下るホール。
高低差への対応力が問われる。
白樺8H 51m/par3
ここも急激な打ち下ろしホールだ。
右とグリーン奥にOBが仕掛けられ、気が抜けない。
【総評】
平坦なコース、山岳のコースと、様々に雰囲気が変化する。
グリーン周囲を中心にマウンドが多く、戦略性が高いのも特徴。
芝はしっかり整備されており、庭園風コースも美しい。とど松・しらかばコースではまた違った風景が映える。
ワールドの4、5、9番、とど松の5番、白樺の3、6番など名物ホールも沢山ある。是非、プレイしてみてはいかがだろうか。
ちなみに筆者のスコアは123打(9アンダー)。白樺コースではパットがよく決まり、26打と好スコアを出した。