子供のころからパークゴルフに打ち込み、パークゴルフの全国大会で3度優勝し、国際パークゴルフ協会の指導員も務める帯広市在住の萩史之(はぎ・ふみゆき)さん(32)の名前を冠したクラブを、スポーツ用品大手のミズノ(本社・大阪市)が開発した。
来年から全国販売する予定で、その名も「萩モデル」だ。萩さんの助言を採り入れ、振りやすさを重視したクラブで、選手用から初心者まで、数種類が作られる。
パークゴルフは帯広の隣、幕別町で1983年に誕生したスポーツ。子どもから高齢者まで楽しめるとあって
全国に普及し、愛好者は100万人ともいわれる。
萩さんは幕別町との境界近くに住んでおり、間近に札内川河川敷のパークゴルフ場もあって、小学5年生でクラブを握った。
どんどん腕を上げ、初出場の第1回JALカップでいきなり5位に入る。18歳で全国大会の第2回JAL杯パークゴルフ
選手権大会で優勝。2007年、09年の同大会も制した。現在、帯広市内の居酒屋の店主を務めながら、国際パークゴルフ協会の公認指導員として沖縄や首都圏での大会や交流会に参加、競技の普及にも力を注いでいる。
ミズノは01年からパークゴルフ用品の製造販売に乗り出し、2年後、萩さんをアドバイザースタッフとして迎え、
高品質用品の開発に取り組み始めた。「使う側の視点を生かしたクラブを考えて」という依頼を受けた萩さんが
岐阜県の同社工場を訪れ、同社の開発スタッフ10人とともに知恵を絞ってきた。
完成したクラブは、ヘッドがやや小さめで、振り抜きやすさを重視。ボールが当たるソール板にはステンレスを使用した。
初心者用、選手用、普及用など複数の種類のクラブを製作、高級素材のパーシモンウッド(カキの木)を使い、
最高価格は1本12万円(税別)の予定。販売開始は来年2月を目指している。
ミズノがパークゴルフ用品にプレーヤーの個人名を付けるのは初めてのことという。萩さんは「大変光栄です。
新製品によって愛好者が増えることを期待しています」と喜んでいる。
ということなんですが、
十勝管内はパークゴルフ発祥のエリアだけあり、さすがに強豪がそろう。コースも公園に造られた古典的なものが多く、どれだけ「2打」で各ホールをクリアーできるかが重要。
この萩さんという方はかなりの有力選手であり、多くの大会で上位入賞を果たしている人物です。